お知らせ

information

2021.01.25

お知らせ

日本初となる発達志向型組織への変革プロジェクトをスタート
〜TOTAL企業理念「あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい」の実現〜

21世紀に⼊り、⼀層加速化する国際化と技術⾰新。そして、現実味を増しつつある⼈⽣ 100年時代を迎える中で、我々⼈類は過去に類のない変化に直⾯しています。さらに昨今のコロナウィルスの流行に伴い、その変化のスピードは従来と比較にならないほど加速しています。こうした前例のない⼤きな変化に柔軟に適応するには、既存の知識や技術では対応できません。この変化を課題ではなく機会に変えていくためには、TOTALの社員全員が共に考え、新しい未来を共に切り拓いていく、発達志向型のリーダーシップ⽂化(組織⽂化)の醸成が不可⽋と考え、そのための組織変革プロジェクトをこの度実施することにしました。

本変革プロジェクトは、⽶国の最先端のリーダーシップ開発と組織/⼈材開発理論に基づき、TOTALグループが発達志向型組織(Deliberately Developmental Organization: DDO)へと変⾰していく重要な取り組みです。具体的には第⼀段階として、主要幹部のリーダーシップに関する意識変⾰と、発達志向型⼈材に関する理解ならびに⾃⼰変⾰を⽬指します。そうした幹部の⾃⼰変⾰を踏まえ、第⼆段階として、参加する幹部全員が発達志向型組織変⾰のためのDDO 推進委員となり、組織全体の変⾰のリーダーとしての取り組みをスタートします。DDO 推進委員が主導する活動を通して、各々の社員が⾃ら考え、共に成⻑することを共通⽬標にできる、発達志向型の企業⽂化を、組織全体で育んでいきます。こうした発達志向型組織(DDO)への変⾰は、専⾨家集団であるTOTALグループが、今後⼀層専⾨性の⾼い⼈材を集め育てていく上での経営戦略上の核にもなります。そして将来的には、そうしたTOTALグループの⾃⼰主導性の⾼い社員が各々の分野で専⾨性の⾼いサービスを広く社会に提供していくことを通じ、発達志向型の⽂化が顧客経営者を通じてビジネス界に広がり、より良い社会、そしてより良い⽇本の実現に資していくことを目指します。

本プロジェクトは、発達志向型組織(DDO)への変⾰を⽬指すリーダーシップ⽂化育成プロジェクトとして、⽇本初の試みになります。その意味でも、⽇本の組織経営理論ならびにリーダーシップ理論の研究分野において、⼤変意義のあるプロジェクトになると考えます。企業変革に関する取り組みは、その他の企業活動と同様に、データ分析に基づいて効果検証して⾏くことによって、より良い結果を得ることができます。その意味で、本プロジェクトと並行して、その成果を科学的に検証し⽇本の学術界・ビジネス界に今後発表していく予定です。ご期待ください。

初年度の参加者は、TOTALグループの経営幹部15名とファシリテーターかつ研究者のお二人になります。

渡邊 理佐⼦
渡邊&アソシエーツ 代表
慶應義塾⼤学 研究員
ハーバード・メディカルスクール付属マクリーン病院コーチング研究所フェロー
南⼭⾼校、上智⼤学(英⽂科)、トヨタ自動車勤務を経て、ペンシルベニア⼤学⾏政⼤学院(MPA)、ハーバード⼤学教育⼤学院(Ed.M.)卒。
http://www.watanabe-associates.com
https://mindsatwork.com/certified-itc-coaches/
ハーバード⼤学教育⼤学院在学中にロバート・キーガン教授に師事し、それを機に成⼈発達⼼理学をベースに、経営幹部や医師を対象にコーチングを開始。キーガン教授の元、⽇本⼈で初めて成⼈発達度測定者認定資格(Subject-Object Interview Reliable Scorer)を取得。⾃⼰変⾰(Immunity-to-Change™ (ITC))ファシリテーターならびにコーチ資格取得。リーダーシップ・サークル・プロファイル360度評価(Leadership Circle Profile™)資格取得。⽇⽶の⾼等教育機関と連携し、成⼈の発達度測定に関する様々な共同研究を⾏っている。

渡邊 ⻯介
渡邊&アソシエーツ コンサルタント
サンディエゴ⼤学 講師(リーダーシップ学)
慶應義塾⼤学 研究員(慶応義塾大学で人気の「リーダーシップ基礎」講座を担当)
開成⾼校、⼀橋⼤学(経済学部)、ペンシルバニア⼤学ウォートンスクール(MBA)、ハーバード⼤学ケネディスクール(MPA)卒。
電通を経て、時代に先駆けてネット広告の価値に気づき2001年にデジタルパレット(現電通アイソバー)を創業し、代表取締役社⻑に就任。2012 年ハーバード⼤学ウェザーヘッド国際問題研究所研究員。2013年 ⼭梨学院⼤学国際部⻑として、次世代グローバルリーダーを育成する国際リベラルアーツ学部(iCLA)の設⽴に関わる。2016 年よりサンディエゴ⼤学にて、成⼈発達理論に基づくリーダーシップ開発と発達志向型組織変⾰を専⾨に、⽇⽶で研究と指導にあたっている。
成⼈発達度認定測定者(Subject-Object Interview Reliable Scorer)
⾃⼰変⾰ファシリテーター(Immunity-to-Change™ (ITC) Facilitator)

夫婦二人で、海外で家事・子育てをしており、ダイバーシティ・多様性に関する理解と関心も深い。オンラインを活用した様々なリーダーシップ開発ならびに組織変革研修を行っている。